はごろもブログ
犬の血尿~免疫介在性血小板減少症~
2017年6月9日
こんにちは、院長の渡辺です。
今日はわんちゃんの血尿と関連した話をします。
もしかしたら皆さんのお家のコも血尿は経験があるかもしれません。
血尿の原因は沢山あります。
多くは細菌感染や尿中の結晶、結石が原因です。
また膀胱にできた腫瘍から出血する事もあります。
『免疫介在性血小板減少症』
とは出血が止まらなくなる病気です。
血小板は血を止める働きをします。
その血小板の数の減少、機能の低下のため血が止まらなくなります。
胃腸で出血すれば強い血便をします。
皮膚の下で出血すれば紫斑(見た目はアザのようなもの)ができます。
血尿をした場合はこのようになります。
⇨は膀胱内で出来た血の塊です。黒く固まっているのが分かります。
治療には高用量のステロイド剤や免疫抑制剤の投与が必要であり、
致死率が高く、死亡率は約30%と報告されています。
写真の血尿を呈したワンちゃんは落ち着くまでに約2か月の治療を要しましたが、
元に戻り元気になりました。
個人的には初期治療が非常に大事であると感じている疾患ですので、
尿の色に異変を感じたらあまり様子を見ないで診察にいらして下さい。
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