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はごろもブログ

SFTSウィルス~マダニによる感染~

2017年10月13日

こんにちは院長の渡辺です。

秋は繁殖を終えたマダニが多く発生する時期です。

数年前からマダニを介したウィルスの病気である『重症熱性血小板減少症候群(SFTS)』がヒトに感染する例で、しばしばニュースで取り上げられています。その症状は発熱、全身倦怠感、消化器症状で、重症化し、死亡することもあります。

SFTS感染予防としての厚生労働省の注意喚起は『草の茂ったマダニの生息する場所に入る場合には、長袖、長ズボンを着用し、サンダルのような肌を露出するようなものは履かないことなど、マダニに咬まれない予防措置を講じる』ということです。

10月に入りましたがまだまだ油断はできず、行楽シーズンですのでハイキングや山登りなど緑豊かな場所へお出かけの際は注意してください。

そしてこのSFTSウィルスはイヌやネコでの感染例も報告されています。飼い主の皆さんには定期的に予防してもらっているのと同じマダニから感染します。

動物達の症状は発熱、白血球、及び血小板の減少や消化器症状で、確定診断には遺伝子検査が必要です。マダニに噛まれた形跡のある動物では特に注意が必要かも知れません。しかも症状のある動物からはヒトへの感染リスクもあるとされています。

今のところ、健康体のネコからの人への感染は無いと考えられています。また屋外へ行かず家の中だけで飼育されるネコは基本的にSFTSの感染リスクはありません。

先日飼いイヌから飼い主へのSFTS感染例が報告されました。発熱や下痢を起こし体調を崩した犬の看病をしている最中に、おそらく唾液などを介して男性は感染したと報告されています。健康体の犬からの人への感染リスクについてはまだはっきりとはしていません。

以下は厚生労働省の注意喚起です。

『ペットに付いているマダニに触れたからといって感染することはありません。しかし、マダニに咬まれれば、その危険性はあります。マダニ類はイヌやネコ等、動物に対する感染症の病原体を持っている場合もありますので、ペットの健康を守るためにも、ペットのマダニは適切に駆除しましょう。ペット用のダニ駆除剤等がありますので、かかりつけの獣医師に相談してください。散歩後にはペットの体表のチェックを行い(目の細かい櫛をかけることも効果的です)、マダニが咬着している(しっかり食い込んでいる)場合は、無理に取らず、獣医師に除去してもらうのがよいでしょう。 』

お散歩などで緑豊かな場所へ行った後は動物達の体表をチェックするようにしてください。マダニがついているようであれば早めに動物病院を受診するか、ご相談のお電話でもして頂ければと思います。

 
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