コラム
散歩中に?家の中でも?犬猫の命を脅かすフィラリア感染症とは
こんにちは。
立川市羽衣町の「はごろも動物病院」です。
フィラリア感染症は、体内に寄生虫のフィラリアがいる蚊に刺されると発症する病気です。
犬だけでなく猫にも感染し、進行すると命の危険を伴うケースも。
感染源である蚊は、日本国内どこにでも生息しており、屋外だけでなく室内にも潜んでいます。
毎日のお散歩はもちろん、家の中でもフィラリアの危険にさらされていると言えるでしょう。
今回は、フィラリア感染症の脅威と予防法についてお話しします。
フィラリア感染症は、蚊の体内にいるフィラリアの幼虫が、犬や猫を吸血する際に針を通して血管に寄生すると発症します。
フィラリアの幼虫は、犬や猫の血管のなかで2カ月~3カ月かけて成虫へと成長していくのです。
フィラリアの成虫は、白くて細い紐状をしていることから犬糸状虫とも呼ばれています。
血管のなかで成熟した雌の体長は、実に28センチもの長さになるそうです。
フィラリア感染症の初期症状には、朝夕の乾いたような咳や疲れた様子で動くのを嫌がるなどがあげられます。
症状がすすむにつれて、心臓や肺動脈に達した成虫によって、重度の貧血や喀血、腹水など命の危険を伴う重篤な結果を招いてしまうのです。
フィラリア感染症はいったん発症すると、現代の動物医療をもっても治療が難しい感染症です。
フィラリア感染症予防薬は、定期的な投与で体内に侵入しているフィラリアの幼虫を駆除する効果があります。
お住いの地域によって異なりますが、蚊の発生期間+1ヶ月後まで(立川市の場合は5月から12月までの期間)の投与でフィラリア感染症を予防しましょう。
予防薬には、月に一回定期的に投与する錠剤タイプやチュアブルタイプ、オールインワンタイプのほかに、年に一度の接種で予防できる皮下注射があげられます。
かかりつけの動物病院に相談したうえで、ワンちゃんやネコちゃんの体質や好みに合わせて選ぶと良いでしょう。
はごろも動物病院では、フィラリア予防薬を投与する前にワンちゃんやネコちゃんの健康チェックを含めた検査を実施しています。
すでにフィラリアの成虫が血管内にいる場合、予防薬の投与によって突然のショック症状を引き起こす可能性が高いためです。
万全のフィラリア感染症の予防対策で、ワンちゃんやネコちゃんの健やかな成長を守っていきましょう。
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