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はごろもブログ

大型台風を前にして

2017年10月21日

こんにちは、院長の渡辺です。

秋の長雨続きで、なかなか晴れやかな気分になりませんよね。ワンちゃんのお散歩も雨が降るとひと手間かかりますし、フードなどの買い物も外に出る気が無くなってしまいます。長い雨は困りますよね。

ところで大きな台風が近づいているようです。何でも関東では50年に1度規模の災害が想定される際に出される特別警報というものまで発表される可能性もあるとの事です。

一日の予想雨量は関東では最大300~400ミリだそうです。しかも現在最大瞬間風速は70メートル。23日の月曜日は出来るだけ外に出ない方がいいかもしれません。

万が一の災害に備えて動物たちのフードや薬なども少し早めにストックしておいた方がいいかもしれません。もちろん調子を崩す動物もいると思いますので、その場合は台風がこちらに来る前に診察にいらした方がいいかもしれません。人も動物も十分注意して備えて頂ければと思います。

SFTSウィルス~マダニによる感染~

2017年10月13日

こんにちは院長の渡辺です。

秋は繁殖を終えたマダニが多く発生する時期です。

数年前からマダニを介したウィルスの病気である『重症熱性血小板減少症候群(SFTS)』がヒトに感染する例で、しばしばニュースで取り上げられています。その症状は発熱、全身倦怠感、消化器症状で、重症化し、死亡することもあります。

SFTS感染予防としての厚生労働省の注意喚起は『草の茂ったマダニの生息する場所に入る場合には、長袖、長ズボンを着用し、サンダルのような肌を露出するようなものは履かないことなど、マダニに咬まれない予防措置を講じる』ということです。

10月に入りましたがまだまだ油断はできず、行楽シーズンですのでハイキングや山登りなど緑豊かな場所へお出かけの際は注意してください。

そしてこのSFTSウィルスはイヌやネコでの感染例も報告されています。飼い主の皆さんには定期的に予防してもらっているのと同じマダニから感染します。

動物達の症状は発熱、白血球、及び血小板の減少や消化器症状で、確定診断には遺伝子検査が必要です。マダニに噛まれた形跡のある動物では特に注意が必要かも知れません。しかも症状のある動物からはヒトへの感染リスクもあるとされています。

今のところ、健康体のネコからの人への感染は無いと考えられています。また屋外へ行かず家の中だけで飼育されるネコは基本的にSFTSの感染リスクはありません。

先日飼いイヌから飼い主へのSFTS感染例が報告されました。発熱や下痢を起こし体調を崩した犬の看病をしている最中に、おそらく唾液などを介して男性は感染したと報告されています。健康体の犬からの人への感染リスクについてはまだはっきりとはしていません。

以下は厚生労働省の注意喚起です。

『ペットに付いているマダニに触れたからといって感染することはありません。しかし、マダニに咬まれれば、その危険性はあります。マダニ類はイヌやネコ等、動物に対する感染症の病原体を持っている場合もありますので、ペットの健康を守るためにも、ペットのマダニは適切に駆除しましょう。ペット用のダニ駆除剤等がありますので、かかりつけの獣医師に相談してください。散歩後にはペットの体表のチェックを行い(目の細かい櫛をかけることも効果的です)、マダニが咬着している(しっかり食い込んでいる)場合は、無理に取らず、獣医師に除去してもらうのがよいでしょう。 』

お散歩などで緑豊かな場所へ行った後は動物達の体表をチェックするようにしてください。マダニがついているようであれば早めに動物病院を受診するか、ご相談のお電話でもして頂ければと思います。

当院のトリミングについて

2017年9月13日

こんにちは。院長の渡辺です。

今日はトリミングについてお話したいと思います。

私はトリマーではないので、あくまで獣医師の目線から思う事をお話したいと思います。

 

トリミングは飼い主にとって愛情表現の一つであると感じています。

トリミングは医学的、衛生的に、ヒトが髪を切りお風呂に入って身体を洗う事と似ています。

そこにプラスして、可愛いカットにしたい、可愛い洋服を着させたい、といった愛情表現の部分が加わるのだと思います。

動物に対して愛情を持って接する事が、動物たちにとっての幸せでもあると感じていますので、

トリミングというのは人にとっても動物にとっても有難いものだな、と私は考えています。

 

またトリミング中にトリマーが動物たちの身体の異常に気付く事があります。

『皮膚がカサカサしている』『耳の汚れがひどく赤く腫れている』『毛玉の付いていた下の皮膚に湿疹がある』など

動物達の代わりにトリマーが我々に教えてくれます。

カットの必要な動物であれば2時間程度はトリマーが付きっきりになるので様々な事に気付く事ができます。

 

このように、いくつかの視点から見てトリミングは人や動物にとってメリットがあると感じています。

当院では高齢であったり、慢性的な病気を抱えている動物でも無理のない範囲で出来るだけトリミングしてあげたいと思っています。

猫のペットホテルについて

2017年8月23日

こんにちは、院長の渡辺です。

今回は猫のペットホテルの話です。

 

今年はもう過ぎましたが、お盆の時期はペットホテルでお預かりする動物たちが増えます。

元々トリミングや検査などで数時間だけでもお預かりする機会のあるワンちゃんたちは

それだけも病院に慣れてくれる子が多いと感じています。

 

問題は猫ちゃんです。

『猫は変化のある生活を好まず、今日と同じ明日が来ることを望む動物』

と評されるくらい環境の変化に敏感です。

 

当院では、はじめての環境で過ごす動物達に対して、少しでも気が休まるように工夫しています。

写真をご覧ください。

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猫は少し隠れられるだけでも緊張感が取れて、リラックスした様子を感じられます。

慣れてくると段ボールの上で毛づくろいをするようになる子もいます。

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人が猫を扱うというのは本当に難しい、と日々感じておりますが、

出来るだけ猫の気持ちに寄り添えるように努力しています。

子宮蓄膿症

2017年7月25日

こんにちは院長の渡辺です。

今回は病気の話をします。

 

皆さん『子宮蓄膿症』という病気はご存知でしょうか?

文字通り子宮に膿が貯まってしまう、命を落とす可能性のある怖い病気です。

ただし避妊手術をしていればかかる事はありません。

 

治療法は一般的には蓄膿している子宮を手術で摘出する事です。

以下は摘出した病気の子宮の写真です。

小さくしてありますが、クリックすれば画像を拡大出来ますので、見たい方はどうぞ。

子宮蓄膿症 6

子宮蓄膿症 手術2

膿が貯まり子宮が拡張しています。

 

この病気の代表的な症状はお水を飲む量が増えたり、

陰部からのオリモノや出血が目立つようになる事です。

このような症状が出る場合は動物病院を受診してください。

また上記症状が無くても子宮蓄膿症である場合もありますから、皆さん注意してください。

3+1スタンプカードのお知らせ

2017年7月10日

こんにちは、院長の渡辺です。

ただいまフードのキャンペーンをしています。

ロイヤルカナン、共立製薬の協力企画です。

 

内容はロイヤルカナンの『Mシリーズ』のフードについて、

期限内に3袋購入すれば1袋無料でプレゼントしてもらえるという

スタンプカードをお配りしています。

 

興味のある方は、当院にて直接お聞きください。

君の膵臓をたべたい

2017年7月9日

こんにちは。院長の渡辺です。タイトルの本を読みました。

今度、映画化される作品のようです。

 

普段あまり小説を読むことはないのですが、

ショッキングな題名だったので、衝動買いしてしまいました。

腎臓でも、肝臓でもなく『膵臓』を食べたい、です。

 

膵臓という臓器は食べた物を、

リパーゼなどの消化液で『消化』します。

また膵臓はインスリンを分泌し糖質を取り込み、脂質の分解を抑制し、タンパク質合成を促進します。

つまり摂取した栄養源を、言わば身体に『吸収』し身に付けます。

 

『君の膵臓をたべたい』は、高校生の男女の泣ける青春ストーリーでした。

いい意味で王道と言えるものだったと思います。

初々しく爽やかな高校生の恋愛モノというだけではなく、

例えるなら子供から大人になる若葉の成長の物語でもありました。

若者達への微笑ましい気持ち、辛く、胸の熱くなる思いなど、

読み終わった後に春風に吹かれたような余韻の残る、素敵な作品でした。

 

そしてよく考えてみると肝臓や腎臓ではダメで

『膵臓』でなければいけなかったんだ、という事に読み終えてから気づかされました。

 

当初、膵臓の病気特有の過酷な闘病生活など、医学的な視点からの描写などがあるのかなと

興味が湧いて読み始めたのですがそういう事ではありませんでした。

 

ラストでタイトルの意味がわかります。

小説としてもう少し厚みや深みのある内容をお好きな方には物足りないかもしれませんが、

興味のある方は読んでみてはいかがでしょうか。

梅雨明けの熱中症に注意!!

2017年7月1日

こんにちは。院長の渡辺です。

そろそろ動物たちの熱中症に注意してください。

 

予報では東京は週明けに34度になるそうです。

ここ数日の雨、曇りの後のお天気の日は日差しが強くなり

急激に部屋などは暑くなります。十分にご注意ください。

『愛犬の写真を日めくりカレンダーに』のお知らせ

2017年6月19日

こんにちは。院長の渡辺です。

主催が『ペットの暮らし向上委員会』協賛ゾエティス・ジャパンで

ワンちゃんの日めくりカレンダーを作るようです。

 

そのカレンダーに掲載されるワンちゃんの写真を募集しています。

興味のある方はお声かけください。

応募用のチケットがあるので、お渡しいたします。詳しくはチケットに記載してあります。

日めくりカレンダー コンベニア

*数に限りがあるので無くなり次第終了いたします。応募期間は2017年8月31日までとの事です。

犬の血尿~免疫介在性血小板減少症~

2017年6月9日

こんにちは、院長の渡辺です。

今日はわんちゃんの血尿と関連した話をします。

もしかしたら皆さんのお家のコも血尿は経験があるかもしれません。

 

血尿の原因は沢山あります。

多くは細菌感染や尿中の結晶、結石が原因です。

また膀胱にできた腫瘍から出血する事もあります。

 

『免疫介在性血小板減少症』

とは出血が止まらなくなる病気です。

 

血小板は血を止める働きをします。

その血小板の数の減少、機能の低下のため血が止まらなくなります。

胃腸で出血すれば強い血便をします。

皮膚の下で出血すれば紫斑(見た目はアザのようなもの)ができます。

血尿をした場合はこのようになります。

血小板 減少症 血尿 2

⇨は膀胱内で出来た血の塊です。黒く固まっているのが分かります。

 

治療には高用量のステロイド剤や免疫抑制剤の投与が必要であり、

致死率が高く、死亡率は約30%と報告されています。

 

写真の血尿を呈したワンちゃんは落ち着くまでに約2か月の治療を要しましたが、

元に戻り元気になりました。

 

個人的には初期治療が非常に大事であると感じている疾患ですので、

尿の色に異変を感じたらあまり様子を見ないで診察にいらして下さい。

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