ノミ・マダニの特徴

ノミの体長は約3mmと小さく、屋外はもちろん室内のあらゆる場所にひそんでいます。
動物たちの皮膚や被毛に寄生すると、被毛の間を逃げ回りながら離れることはありません。
吸血と産卵を繰り返しながら、最長で120日程度は生存します。

マダニの体長は5～10ｍｍ程度で、野山や草むらなどに生息しており、動物たちに咬みついて吸血する機会をうかがっています。
マダニは、家のなかにすむイエダニとは異なり、サイズも大きく固い外皮におおわれています。
外飼いされているネコちゃんや、お散歩中のワンちゃんが吸血される可能性が高いといえるでしょう。

犬のノミの病気と症状

• 貧血

• ノミアレルギー性皮膚炎
  激しいかゆみ、湿疹、脱毛などが起こります。

• 瓜実条虫（サナダムシ）
  下痢、嘔吐の原因になります。

犬のマダニの病気と症状

• 貧血

• 皮膚炎

• 犬バベシア症
  貧血や発熱、食欲不振や黄疸、衰弱などを引き起こす感染症です。
  最悪の場合は、命の危険を伴う恐ろしい病気として知られています。

• 重症熱性血小板減少症候群（SFTS）
  SFTSウイルスを体内に保有しているマダニに咬まれると感染する病気です。
  ワンちゃんだけでなく、人間にも感染するため注意が必要です。
  SFTSには効果的な治療法がなく、最悪の場合には命の危険をともないます。
  マダニの予防が唯一の感染予防対策です。

猫のノミの病気と症状

• 貧血

• ノミアレルギー性皮膚炎
  激しいかゆみ、湿疹、脱毛などが起こります。

• 瓜実条虫（サナダムシ）
  下痢、嘔吐の原因になります。

猫のマダニの病気と症状

• 貧血

• 皮膚炎

• 猫ヘモプラズマ症
  貧血、発熱、食欲不振などの症状があらわれます。

• 重症熱性血小板減少症候群（SFTS）
  SFTSウイルスを体内に保有しているマダニに咬まれると感染する病気です。
  ネコちゃんだけでなく、人間にも感染するため注意が必要です。
  SFTSには効果的な治療法がなく、最悪の場合には命の危険をともないます。
  マダニの予防が唯一の感染予防対策です。