コラム
犬と猫の視力って、どれくらい?
こんにちは。
立川市羽衣町の「はごろも動物病院」です。
ワンちゃんやネコちゃんは、遠くからでも飼い主さまを見つけると嬉しそうに駆け寄ってきますよね。
そんな時、「うちのこ、どれくらい見えてるの?」と思ったことはありませんか?
そこで今回は、ワンちゃんやネコちゃんの見えている世界と視力についてお話しさせていただきます。
私たち人間に例えると犬の視力は0.1から0.3程度に対して、猫の視力は0.1から0.2程度であることがわかっています。
犬や猫は焦点を合わせる能力が低く、全体的にぼやけた世界が見えているそうです。
「はっきり見えてないの?」と不安に思われるかもしれませんが、私たち人間とは違い視力を補う能力があります。
犬や猫は、広範囲を見渡せる視野や動くものを素早く認知できる優れた動体視力を持っているのです。
たとえば、犬にとって空中に投げたボールは、まるでゆっくりと流れるコマ送りのように見えているとか。
視力が低くても、生きていくうえで必要な能力は備わっていると言えるでしょう。
犬や猫の目には「タペタム層」と呼ばれる反射板の働きをする細胞の層があります。
タペタム層は、暗い場所でもわずかな光を反射してものを認識することができるのです。
さらに、犬や猫の網膜には明暗を感じる細胞が人間より多いため、薄暗い場所でも自由に動けます。
私たちが暗がりで見えない世界を、犬や猫はちゃんと見えているというわけです。
ただし、犬の中でも青い瞳のシベリアンハスキーなどの犬種にはタベタム層がないことがわかっています。
犬や猫は、ぼんやりとした世界でどんな色が見えているのか気になりますよね。
人間とは異なり、犬や猫は色を識別する能力がほとんど備わっておらず、青と緑の2種類のみと考えられています。
ワンちゃんやネコちゃんのつぶらな瞳に映るのは、飼い主さまとは少し違った世界と言えるのかもしれません。
はごろも動物病院では、眼科検査を始めとしたさまざまな定期健診を行っています。
大切な家族であるワンちゃん、ネコちゃんの健やかな成長を一緒に守っていきましょう。
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